隙間から出てこない保護猫どらやきくん
冬の北海道、友人宅の倉庫の前で震えるどらやきくんを保護した私たち。
保護初日、洗面所の隙間にどらやきくんが入り込んでしまいました。(前回の日記)

カチッと固まり、おやつで誘っても出てくる気配はなし。
どうやらここに立てこもることを決意したよう。
って、あれ?
前もって動画で観ていた感じと全然違うぞ。おやつさえあれば何とかなるんじゃなかったのか?
思い描いていた保護初日とはまったく違う展開に、改めて生き物を飼う難しさを痛感しました。
何もしないをする
洗面所の隙間に立てこもるどらやきくん。
こうなると、もう遠くからそっと見守るしかない。と、私たちは”何もしないをする”ことを決意しました。
どらやきくんがいる。鳴いている。すっごい気になる。
けど、全力で気にしていないふりをして、至って普通の生活をしようと試みました。
怖がっているところ構ってしまうといつまでも怖がってしまうので、私たちはあなたに一切興味ありませんよ~を演じたのです。
そうして私たちがゆっくり敵ではないことをわかってもらって、ゆっくりと慣れてもらうしかないと考えたのです。(”何もできない”だけでもある)
それが効果あったのか、鳴き声も少しずつ和らいでいるような気がしました。
うん。これで良いんだ。
そうしてやがて夜になり、私たちは夕ご飯を食べ、お風呂に入り、布団に入る。
今日はもうここまで。明日からまたゆっくり慣れてもらおう。
そうしているうちにきっと状況は良くなる。初日はここまでで良し。
どらやきくん保護初日はここまでで、ひとまず幕を閉じ・・・ませんでした!!!
今思うとこの日が人生で最も長い一日だったかもしれません。
ここから私とどらやきくんがほぼ一睡もしない、長い長い一日の本番が始まるのでありました。
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