
保護猫どらやきくんとの出会い
ある日突然、友人から電話が来ました。
「倉庫の前に野良猫いるんだけどどうしよう?」
突然、家の倉庫の前に猫が居座るようになり、どうしていいかわからず私に電話してきたよう。
友人は移動が多い仕事柄、猫を飼うことができません。
段ボールで猫用の家を用意してあげたけど、そのあとはどうしようもない様子でした。
話を聞いた私と妻は、とりあえずその猫の様子を見に行くことに・・。

いました!
友人が用意した段ボールの家の中でじっと固まって動きません。
と言うより、少し震えています。
それもそのはず。ここは北海道。それも雪降る直前の11月30日。
段ボールだけでしのげる寒さではありません。
さてどうしようかと悩んでいると、友人がポツリ。
友人「かわいそうに・・どらやき」
私「ん?どらやき?お前、もしかして、名前つけたの・・・?」
友人「うん」
私「・・・」
これが私たちとどらやきくんの初めての出会いでした。
保護・・失敗!
冬本番直前。
猫は段ボールから動かない。
しかも名前がついてる(猫飼えない友人がつけた)。
となれば・・・
<<保護するしかない!>>
作戦はこれ。
1.ごはんでひきつける。
2.捕まえて段ボールに入れる。
3.車で家に運ぶ
今思うと少々荒っぽく、もっと良いやりかたがあったなぁと思いますが、案の定この作戦は失敗します。
段ボールに入れるまではよかったのですが、車に入れた途端暴れだして段ボールから抜け出し、ピューと逃げられてしまいました。
二度目の保護チャレンジ
大変なのはここからでした。
一度失敗したことで警戒されてしまい、どらやきくんが倉庫の前に来なくなってしまいました。
とは言え、この寒さ。それも逞しそうな猫ではなさそうなので、とても心配。
それからというもの、仕事前の朝と、仕事帰りの夜。毎日どらやきくんがいないか倉庫の前に通う日々でした。
10日間ほど通った日の朝。
いました!!
私の顔を見た瞬間逃げられそうになりましたが、すぐに用意していたごはんを出す。
足をピタッと止め、逃げるかどうか悩んでいる様子。

食欲には勝てなかったようです。
今回は慎重にケージに入れ、保護することに成功しました。
初の保護猫!どらやきくんが来た!
そうして、どらやきくんが我が家にやってきました。
しかしこの時はまだ、大変なのはこれからだということを私たちは知る由もありませんでした。
この後の経緯は、また次回ご紹介できればと思います。
なにはともあれ現在は、私も妻もどらやきくんから幸せを与えてもらう毎日です。
猫のことをあまりわからないにも関わらず、段ボールとごはんを用意してくれた友人にも感謝です。
肝心のどらやきくんは・・・


完全に野良だったことを忘れていますね。
この「どらやきくん日記」では、初めて猫を保護した私たち夫婦が元野良ネコであるどらやきくんから学んだことや、どらやきくんの日常をご紹介したいと思っています。
どうぞお付き合いください。
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